評価されるのは「頑張ったか」ではなく「結果を残したか」
今日は「ディレクターとしてどんなディレクションをしていくべきか」について話をしたいと思います。
みんないつも一生懸命仕事をしてくれているよね。自分で責任を持ってやり切ろうとすることは、とても素晴らしいことです。
そこで一つ、みんなには仕事における責任者、つまりディレクターとして、ぜひ意識してほしいことがある。それは、みんなが責任を取るべきところは、「全て自分でやり切る」ということではなくて、「期待された成果をしっかり出す」ということ。
スポーツで例えると、「監督として結果を残す」ということだね。試合に負けたチームの監督が、「でも、俺頑張ったし・・・」では評価されないでしょ?監督(ディレクター)の役割は、チームの成果に責任を持つことなんだよね。
つまり、果たすべき責任は「与えられた仕事で成果を出す」ということ。もちろん、自分に与えられた予算、期間、時間を使ってやり切れるなら素晴らしい。でも、自分が慣れてない仕事だったり、複数なプロジェクトを同時に進めている時だったら、1人で成果を出すことは難しいよね。
そんな時にこそ、意識してほしいことがある。それは、「周りの力を借りる」ということ。
新人時代に成果を出す人の秘訣
僕の新人時代の話をするね。
前職に入社してから2ヶ月半たった頃、新人の僕は先輩達が掲げているノルマを達成することができた。
その時僕が何をやったかというと、一人で成果を出すことにはこだわらずに、ノルマを達成することに真剣に向き合い、使える手段を全て使った。
例えば、お客さんは、新人の僕からプレゼンされても何も響かないと思ったから、「自社の社長はこう考えています」と社長の言葉で客観的信頼を持てるような話し方をした。
社長の話を聞いてもらうことが必要だと考えたから、人を集めて社長の講演会を開いた。そこで社長に話してもらい、新人の僕は集客に徹した。講演会に来てくれたお客さんには、僕の先輩や社長を紹介し、同時に彼らに僕を紹介してもらうことで成瀬という人間に対する信頼度を上げていった。
また、新人で使える時間が多かったので、「自分を窓口にすることで他の上司の力など自社の力全てを使えますよ」を売り文句にしていたし、実際にプロジェクトは周りの力を最大限活用して、成果を積み上げていった。
こうやって僕は新人にしてトップセールスマンになった。
結果にこだわり、思考を柔軟にする
新人でトップセールスマンになる人は、これらを実践しているから、かなり他の人と差がつくんだよね。
自分で全部やろうとしている時点で、いつか必ず行き詰まる。もし僕が社長の言葉を使わなかったり、先輩の力を借りていなかったら、手が回らなくなり、トップにはなれなかったと思う。
だから、全て自分でやろうと思っている人は、ぜひ他の人の力も使ってほしい。1人でやるより2倍も3倍も力が出るからね。
自分がディレクターとして成果に責任を持つようになると、意識が変わるわけよ。期待された成果を出すためには、周りの力を借りることが必然だと。「コピーライティングはこの人にお願いしよう」とか、「動画はこの人にお願いしよう」とか。
このように、周りの力を借りてしっかり成果を出すことが正義という考え方をする。そして期日までに期待された成果以上のものを出し続ける。
そうすれば、自分ができないことは問題じゃない。大切なことは「成果を出すために、自分以外の力も使う」という柔軟性を持っておくこと。
結局自分で抱え込んでやると、自分の視点でしか物を作れないので、どうしてもクオリティーが低くなる。でも、それは果たしてウィルフォワードクオリティーなのかな?
みんなに目指してほしいのは、自分一人で全てできてかつ周りの力も借りられる、という状態。
新人の頃に何もできないことは止むを得ない。だけど、周りの力を借りて結果にはこだわる。能力がなくても結果だけにこだわったら、やっぱりそいつは成長するよ。
ちなみに、能力がない時のほうがこのマインドは得やすい。そうやって人の力を借りながらその人の力を吸収して、どんどん自分のできることを増やしていく。クライアントの期待に応えるためにもね。
そこがウィルフォワードの中で上手くやれるようになると、みんなのパフォーマンスが更に上がっていくから、頑張りましょうね!