2017年1月10日に社内勉強会でウィルフォワード代表の成瀬が「人生の主導権を握るということ」について話した内容を元に記事にしています。
目標を振り返ることの重要性
今日は、「仕事で主導権を握るにはどうしたらいいか?」ということについて話したいと思います。その前にひとつ、目標を振り返ることの重要性について共有するね。
みんなは、日頃から目標を立てていると思うけど、その目標をどれくらい見返してる?もし目標を立てたまま見返していないとしたら、ぜひ習慣にしてほしい。
というのも、目標を達成しようとするとき、人間は2つのタイプに分けられると考えているのね。
「やると決めたらその目標に向かって猪突猛進できる人」と、「目標を立てても、目の前で起きたことに対してかなり柔軟に対応できる人」。
どちらかが良くてどちらかが悪い、という話しではないけれども、後者の人間であるならば、自分の中に羅針盤を持たないと周りの人間に流されてしまうことがある。
目の前のことに柔軟に対応して、予定と違った道のりを歩むことも全然いいと思うけど、違った道のりを歩んでいるうちに目的地を見失ってしまうと、全然違うところに辿り着いてしまうよね。それでは本末転倒だから、みんなは目標を立てたら、常に何度も確認することがとても大切。
クライアントとの仕事で主導権を握るということ
さて、目標を振り返る重要性を共有したところで、今度は仕事の話に移るよ。
仕事においても、「目標を立てて振り返る」という習慣はとても重要。
世間一般的に、クライアントの方が力関係が強いケースが多いけれど、僕らのクライアントとの関係は、ほぼ対等か、むしろこちらが引っ張っていくことが多いよね。
僕はクライアントとの仕事こそ、積極的に主導権を握るようにしてる。
若いメンバーもフロントに立ってクライアントと仕事してくれているけど、どうしても年齢やキャリアの関係でクライアントに主導権を握られがちになる。そうするといつのまにか、クライアントの言うことに従うだけの「言いなり作業員」になってしまうのね。
でも、クライアントに言われたことをただやるのであれば、それはウィルフォワードの仕事じゃない。
僕らがやるべきことは、クライアントが言ったことを実現するのではなくて、クライアントが「こうなりたい」と目指している姿を一緒に実現していくこと。ここにウィルフォワードの強みがあるわけで、この差は凄く大きい。
例えば、僕らのクライアントで「世界に通用する会社になる」というビジョンを掲げている企業があるよね。
当然、彼らは動画や記事を僕らに注文するために働いているわけではなく、彼らの掲げるビジョンを実現させるために働いているわけだ。「いつまでに何をやる」というのは、それを実現するための方法論。
なのに、もしみんなが「記事を◯本作成しましょう」などと目標しか見なくなって、その先のビジョンを見なくなったら、発展性のない仕事になってしまうよね。
でも彼らの「世界に通用する会社になる」という目標を一緒に実現していこうとしたら、こんなブランディングにしていくために、こんな人材を採用して、そのためにはこんな記事をこういう人に届けよう、という仕事の進め方になる。
そうしたら、目標達成のために「もっとこうした方が良い」というアイデアが出てきたり、「そもそも今は記事より他の方法のほうが有効」ということに気付けたりするかもしれない。
だからみんなには、ただ上から降ってくる仕事をこなすのではなく、仕事の主導権を掴みにいってほしい。仕事の主導権を握ることは、仕事の面白さにも繋がるからね。
ここで一つ気をつけてほしいのは、ただやみくもにクライアントの「これやりたい」を否定して、自分たちがやりたいことを主張するのは筋違いってこと。大切なのは、自分たちとクライアントが一緒に目指すべき目標をしっかりと見失わないで捉えることね。
自分たちひとりひとりが効率的な動きをしなければ、チームとしての動きは弱くなる。自分たちが良いパフォーマンスを出すことでより目標に早く辿り着けるから、そういう意味でもやっぱり主導権は握るべき。
仕事で主導権を握るために必要な2つの方法
じゃあ、どうやって主導権を握るのか?ということなんだけど、方法は2つある。
一つはクライアントと目標を共有して、そこを後ろ盾にするっていうこと。
そして、もう一つは大きな声を出すということ。もちろん、単純に「大きな声を出して指示をする」ということではないよ。
もし理にかなわない話をただ大きい声で押し通したら、その場の主導権は握れるかもしれないけど、代償として一番大切な信頼関係を失ってしまうよね。
では、僕が思う「大きな声を出す」ってどういうことか。
それは声に力がこもるくらい、仕事に対して情熱を燃やすこと。そしてその情熱を元に、さらに大きな声を発すること。
人って強い情熱やパッション、エネルギーに引っ張られるんだよね。なぜなら、そこまで強い想いを持って、本気で仕事に向き合っている人がいないから。
主導権を握る上で、大きな声になるくらい強い情熱、パッション、エネルギーを持っていることはとても重要なこと。
もしその情熱が足りないという自覚があるのであれば、まだまだみんなの想いがそこに打ち込めていない証拠だし、もし周りに「この人にすごく振り回されるな」という人がいるなら、多分その人の想いがその場の誰よりも強いということ。
もちろん、ごにょごにょ話しても伝わらないから、物理的にも大きな声であることは効果的だよ。
仕事の主導権を握って、人生の主導権も掴む
さて、ここまで目的を振り返るということ、仕事で主導権を握るために目標を共有すること、大きな声を出すことについて話してきたんだけどね。
僕はぜひ、みんなに自分の時間を有意義に使ってほしいって思ってるんですよ。
ただダラダラやるのではなく、集中して効率よくやるということも勿論だけど、それ以上に「しっかりと想いを強く持って仕事をやる」ということに時間を使ってほしい。
目標を定めて、クライアントの言いなりワークではなく自分から仕事の主導権を握っていく、というところで結果的に自分の人生の主導権を握って、成し遂げたいことに辿り着けるようになってほしい。
仕事は仕事、趣味は趣味と切り離せない時代でもあるし、切り離さないような生き方をしている僕らだからこそ、人生の主導権を握ることができればより幸せに生きられるからね。
ということで、ぜひこの機会に自分を振り返って、いいリズムを作り、みなさんの成長と成果につなげていきましょう!