伊藤智史

SEOライター

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Satoshi Ito

あなたのWill(理念)を教えてください。

人間にとっての真の「豊かさ」の追求

あなたのVision(ビジョン)を教えてください。

日本の経済活動の中心にある東京を無力化する
地方の中で、自然環境と共生しながら過ごし、地域の資源を活かした新しい経済活動をつくる。

あなたのFan(好きなこと)を教えてください。

登山、トレイルランニング、自然に触れること、川越、鎌倉、食べること、温泉

あなたの得意なことを教えてください。

事前の念入りな準備、バラバラな情報を整理して見える化すること、裏方役

生年月日

1983年1月1日、元旦生まれ。
「誕生日プレゼントとお年玉は一緒にもらうの?」ってよく聞かれますね。

出身地

蔵造り」と「さつまいも」でおなじみの小江戸川越生まれ

出身大学・学部

東京工業大学大学院総合理工学研究科 2007年卒業

経歴

大学院を卒業後、大手の自動車部品メーカーに入社。その会社に入社したのも、ちゃんとした動機がある訳ではありませんでした。当時は就職バブルみたいなもので、引く手が数多な就職市場でした。まぁ大学院に入ったのも何となくであり、研究室の同期が必死に就職活動をしているので、僕も何となくの乗りで就職活動を始めました。大手の企業に就職して開発職につけば、大学院で学んだ知識もちょっとは活かせるし、将来的にも安定だから良いだろうという軽い気持ちでした。
けれども、入社してから配属されたのは、開発の部署ではなく、工場の製造現場でした。しかも、いきなり地方に飛ばされて(笑)。当時は何も分からず、上司に対して楯突いている生意気な部下でした。だからと言って仕事ができる訳でもなく、ミスして工場のラインを止めることもあって怒られたこともあります。会社の同期とはほとんど飲みに行きませんでした。同期の中で話題に上がるのは、ほとんどが上司に対する愚痴ばかりですから、面白くないったらありはしないです。そんな形で、会社の中では結構孤独な存在でした。
当時は田舎が好きではなかったので、週末はしょっちゅう車で都会まで出かけていましたね。今とはまったく逆の考え方でした。
でも、「住めば都」とはよく言ったもので、工場勤務にも慣れてきたし、仕事も楽しくなってきたのですよね。
その頃からですかね。「地方に対する愛着」とか、「働き甲斐とは何か」とか、「会社とはなにか」について考えるようになったのは。
そういうテーマに向き合いたいという気持ちが半分、もう半分は成り上がってやりたいという浅ましい気持ちから、中小企業診断士という中小企業向けの経営コンサルタントの国家資格を取るための勉強をして、2年間で資格を取りました。
その辺りのタイミングでキャリアチェンジも考えており、転職活動をした中でご縁したベンチャーのコンサルティングファームに転職しました。それが2014年のできごと。
コンサルタントになってからは、さらなる苦難が待っていました。入社後すぐにアサインされたのは、地方にある某大手メーカーの製造プロセスの調査プロジェクトでした。工場に入り込んでものづくりの現場を見たり、作業者の方々と話しをしたりして、現状の製造プロセスにおける課題を浮き彫りにしたのです。
毎週飛行機に乗って地方に飛びましたね。前日は夜遅くまで都内で打ち合わせ。現地入りしてからは、夜遅くまで仕事をした後、ホテルに戻ってまた仕事。毎週末プレゼン資料を作っていたので、気を抜く暇もありませんでした。体力的にも精神的にもいっぱいいっぱいでした。
そんな状況が2年間続き、我慢の限界がきたのか会社に行くのが嫌になり、1年半近く休みをいただきました。少し身体を休めたら気持ちも落ち着くかなと思い、休み始めた直後は海外を旅したり、趣味の登山を満喫したりしましたが、気持ちが落ち着くどころか罪悪感で苛まれました。復帰するのも嫌だったけれども、一人でいる時間が不安で仕方がありませんでした。今から考えてみれば、その当時の僕は、会社の中で信頼できる仲間と言える存在がいなかったのだと思います。
休職期間中にいろんな書籍も読みました。高橋歩さんや本田直之さんの書籍を読み、「旅をしながら仕事をするっていいじゃん!」という軽い気持ちから、副業でライターの仕事を始めました。そのライターという仕事が、のちのち自分の人生を変えることになるウィルフォワードとの出会いにつながるとは、当時の僕は知る由もなかったのです。

ウィルフォワードに出会ったきっかけ

ウィルフォワードと一緒に仕事をするきっかけになったのは、wantedly(ウォンテッドリー)でのライター応募でした。「何だか面白そうな会社だな」という半分好奇心で応募してみました。
当時はクラウドソーシングでライターの仕事をコツコツとこなしていたのですが、どれも単価の安い案件ばかりで、まったく稼げませんでした。場所や時間を問わずに仕事ができるライターという職業に魅力を感じていたのですが、このまま稼げなければ意味がないと、危機感を感じていました。
そんな折に、クラウドソーシング以外で仕事を請けようと思って利用を始めたwantedly(ウォンテッドリー)。その中で見つけたウィルフォワードが、僕の人生を大きく変える出会いになるとは思っていませんでした。
応募をしたら、1分以内に返事が来ました。そのときに対応してくださったのが、青木玲人くんでした。素早いレスポンスで感じが良かったし、一軒家オフィスが面白そうだったので、即面談を希望しました。
初めは青木くんと話をし、そこから成瀬さんのセミナーを受けました。
ウィルフォワードには興味を持っていたのですが、どのようにかかわれば良いのか分かりませんでした。セミナーを受けてから1ヶ月間、ウィルフォワードと関わることはなかったのですが、突然成瀬さんから連絡がきました。「メディアの立ち上げでライターを募集しているのだけど、興味ありませんか?」と。状況が飲み込めませんでしたが、僕は即OKして成瀬さんと再度オフィスでお会いし、一緒に仕事をしていくことを伝えました。
ウィルフォワードで初めて着手した案件が、仮想通貨メディアの立ち上げでした。ウィルフォワードがなぜ仮想通貨に興味をもっていたのか、詳しくはwanrtedlyのこちらの記事をご覧ください。
SEOの知識もなく、コーディングの経験もほとんどない状態からメディアを立ち上げました。制作に要した期間は半年間。結局、仮想通貨が大暴落したこともあり、メディアで収益を上げるまでに行きませんでしたが、メディア立ち上げの経験を通してSEOのスキル・マインドは劇的に鍛えられましたね。
SEOライターという仕事にやりがいを感じるようになったのはもちろんですが、何よりもウィルフォワードの仲間と一緒にいる時間が好きです。僕はもともと緊張しやすいタイプの人間だし、人前に立って話すのも、一対一で話すのも苦手です。だから、ウィルフォワードの仲間に対しても、初めはオープンマインドになれませんでした。けれども、成瀬さんをはじめ、ウィルフォワードのメンバーはみな、僕のような存在をそのまま受け入れて下さいました。
ウィルフォワードとの関わりを通じて、自分は本当に人とのご縁で生きているということを心の底から実感できるようになりました。本当に感謝しています。

ウィルフォワードでの実績

現在、ウィルフォワードで行っている活動

株式会社WELLNEST HOME「家づくりラボ」記事制作・ディレクション
WebサイトのSEO対策を通して、クライアントであるWELLNEST HOMEの売上向上に寄与すべく取り組んでいる。
ライターの採用・育成
これからのウィルフォワードの発展に向けて、クライアントの売上拡大にコミットできる志高いライターの採用・育成を行なっている。
ウィルフォワードラボ
「ウィルフォワードラボ」とは、世間一般でいうバックオフィス業務(総務・人事・財務)に当たるもの。ウィルフォワードはウィルフォワードらしく、バックオフィスのための特定の部署を設けることは敢えてせず、全員参加型でクリエイティブなバックオフィス体制の構築を目指しています。そういう意味で「ラボ(研究室)」なのです。決してスマートなやり方でない部分もありますが、ウィルフォワードらしくクリエイティブを通してもろもろの課題を解決したいと考えています。

伊藤のWill(理念)について、もう少し突っ込んで話してみる

先ほど、伊藤のWill(理念)を「真の豊かさの追求」と定義しました。
豊かさの定義って、人によって解釈が違うかも知れませんが、僕にとっての豊かさとは、3つの「つながり」で構成されていると考えています。
・ 人とのつながり
・ 地域とのつながり
・ 自然とのつながり
まずは、人とのつながりについてお話しします。前職のコンサルファームを辞めてから、学歴も地位も何も関係なくなりました。今の自分が生きているのは、人とのつながりがあるからだと思っています。そう思えるようになったのは、ありのままの自分でも受け入れていただいた、成瀬さんをはじめとしたウィルフォワードのメンバーの存在のお陰です。人とのご縁に対する感謝の気持ちだけは、このさき何があろうと忘れてはいけないことだと思っています。
次に、地域とのつながりについてです。実はいま、地元の川越でも色んなご縁が生まれています。川越の街には沢山の魅力的な企業・お店があります。けれども、皆がみな上手くいっているかと言えば、そんなことはありません。僕が川越という街に魅力を感じるようになったのは、本当に最近の話です。歴史ある街並は素敵だし、その場に居合わせると心が落ち着きます。そんな川越のまちづくりに、自分も何か貢献できないものかと以前から考えていました。
長期的にどうしていきたいという考えには今のところ及んでいないのですが、いまはSEOライターとしての経験を活かし、川越の商店街の集客をサポートしていきたいと考えています。
最後に自然とのつながりについてお話しします。いまの日本って、資本主義が行き過ぎていて、多くの人がお金ありきの生き方・考え方をしているように感じます。僕は大学院を出てから大手企業に就職したのですが、そのときに考えていたのは「いかに経済面で安定して生きられるか」だけでした。
仕事に対してやりがいを見いだすことができなかったし、むしろ「いつ辞めてやろうか」ということばかり考えていました。それって本当の意味で幸せなのでしょうか。決して、経済的な面を蔑ろにしろといっている訳ではありません。生きていくために、必要最低限のお金は必要ですよ。でも、求めすぎてばかりで、お金ですべてを解決できると思うのは、大きな間違いだと思います。
僕がそういう風に考えるようになったのは、登山を通して自然から学んだのだと思います。自然は、只々そこにあり続けるだけです。都会のような便利さとは無縁です。登山者の都合にお構いなしに、急に雨を降らすこともあるし、山頂に向かうまでのプロセスで色んな厳しさを教えてくれます。けれども、同時に豊かさも教えてくれます。空気も水も美味しいし、鳥の鳴き声が心地よく感じる。地べたに横たわりながら夜空を眺めていると、星が空いっぱいに広がっていて、宇宙を感じることができる。
まずは、自分自身が自然とのつながりを大事にしながら生きていく。将来的には、自然を育む側として何か活動ができたらなと考えています。