田中健人

若き道産子起業家

田中健人 facebook twitter linkedin

Kento Tanaka

あなたのWill(理念)を教えてください。

感謝と謙虚な気持ちを大切に、北海道、日本の良さを世界に発信する

あなたのVision(ビジョン)を教えてください。

その時代を代表するリーダーになる

あなたのFan(好きなこと)を教えてください。

ハンドボール、ロードバイク、将棋、漫画、ソーシャルメディア、Webマーケティング、北海道、まちづくり、ソーシャルアントレプレナー、起業家、坂本竜馬、仲間、家族

プロフィール

北海道札幌市生まれ。小さい頃から無意識ながらリーダーとしての役割を経験していくうちに、坂本竜馬を始めとするその時代のリーダーたちの影響を受け、自分もその時代のリーダーになろうと思う。2011年9月、創業間もないウィルフォワード代表の成瀬とツイッターを通じて出会い、素人が主催する野外フェスの運営を経験して、ウィルフォワードでインターンを始める。インターン生という立場でありながらも、社内のIT整備やWebサイトの企画、ディレクション、制作、ソーシャルメディアマーケティングなどを通じてベンチャー企業の立ち上げ期を経験。そのまま、代表成瀬の付き人として会社の全事業・全プロジェクト・会社経営にまでも関わるようになり、いつしか成瀬の右腕としてウィルフォワードを支えるようになる。
2013年4月より、大学を中退し、正式にウィルフォワードのメンバーになり、新規事業の責任者に抜擢、3ヶ月で売上を3倍に増やし、事業の黒字化に成功。その後、Webサイトや映像などを作って終わるのではなく、本来の目的である企業の採用活動やプロモーション活動等に活かすためのマーケティング支援に軸足を移し、2014年4月には同事業を中心とするグループ会社、株式会社ウィルナビゲーション代表取締役に当時22歳で着任する。自身も特にWebマーケティングの領域を中心に、Webサイトの企画、プロデュース、制作はもちろん、リスティング広告、SEO対策、アクセス解析等幅広いアプローチで支援・コンサルティングをしている。

手がけたプロジェクトの代表例

ウィルフォワードの良さを一つ教えてください

ウィルフォワードは、そもそも会社であるという認識が足りないので、例えば、社員やクライアントという関係よりも、まとめてファミリー(家族)という方がしっくりくるという変わった組織です。社内の人間だけではなく、一緒にプロジェクトに取り組む人や、応援してくれる方、ブレインとして相談に乗って下さる先輩経営者の方、ましてやクライアントのみなさまからも学べる環境は、ウィルフォワードの良さだと思っています。

社外に先生がたくさんいるって聞いたんですけど

今でこそ、Webマーケティングに関しての仕事を中心にしていますが、ウィルフォワードにはもともとWebを専門としてやっている人、もしくは経験がある人はいませんでした。僕自身ももともとそれをやっていたわけでもありません。そのため、Webに関してはそのほとんどが独学からのスタートでした。もちろん、本やWebをたくさん読み漁りはしましたが、それにも限界があります。そこで、社外(他の会社に勤めている方や経営者の方)の人にわからないことを教えてもらったり、勉強会を開催してもらったりしていくうちに、気が付くと社外に僕の先生が増えていきました。笑
僕の先生方の中には、今でも一緒に仕事をやらせていただいている方たちもいますが、そもそも仕事や金銭的な付き合いがない方たちもたくさんいます。「若くて面白いやつだから」という理由だけでいわばボランティアで時間を割いてくださった方もいます。だから、今の僕があるのは、本当に社外の先生たちのおかげです。

なぜ北海道にこだわりが強いのですか?

僕が道産子だからということが大きいです。(北海道では、北海道出身の人を「道産子(どさんこ)」とも言います。)北海道に生まれ、北海道で育った故郷であるからこそ、自分の地元を自分たちの力でより良くしていきたいという想いが強いです。そのきっかけの一つは、高校時代の恩師の言葉にありました。それは、「北海道の人は、東京を始め本州に進学をして、そのまま東京や海外で仕事を続ける人が多い。北海道出身の優秀な人材はたくさんいるが、その多くが北海道にいないことが多い。だからこそ、将来、北海道に戻ってきて外で学んできたことを地元に還元してあげてほしい」というものでした。確かに、東京を始め北海道外にはないものや魅力はたくさんあります。現に、僕は大学進学を機に北海道から上京しましたが、北海道にいた時とはまた違う機会や成長がたくさんある毎日を過ごしています。もっと言うと、世界を見渡せば魅力的な地域や場所はたくさんあると思います。
では、なぜ僕がそれでも北海道にこだわるのか。それは、故郷である以上に北海道のことが好きだからです。そして、北海道という日本国内でも少し変わった存在、地政学的にも異色なところで僕はすごくチャンスを感じています。広大な大地と雄大な大自然、恵まれた美味しい食材の数々、数多くの観光地・・・と、きっと北海道に行ったことがない人ですら北海道の魅力に惹かれる方も少なくないでしょう。しかし一方で、全道各地では急激な過疎化が進んでいる地域がたくさんあります。さらには炭鉱の町として隆盛を築いていた夕張市が、2007年に財政破綻してしまったように、財政に苦しんでいる地方自治体や中小企業・・・と、顕在的なものも含めるとこれから解決していかないといけない課題もたくさん抱えています。ここで、前述の高校時代の恩師の言葉が蘇ってくるわけです。確かに、僕一人の力というものは微々たるものにしか過ぎません。何よりもまだまだ北海道のことを知らないことが多いと思いますし、あの広大な北海道で考えた時に、僕一人が与える影響はないに等しいものかもしれない・・・。けれども、まずは道産子の一人として何かできることを、そして道産子の起業家として大好きな北海道に少しでも恩返しをしていきたいと考えています。