オナカマ理論って何?
同じ釜の飯を食うことでお仲間になるという考え方、またその取り組みを「オナカマ理論」と名付けました。
世界を一つの家族になるために、まずはウィルフォワードが家族になるという象徴的な取り組みです。
今ではすべきか迷った時に「家族ならどうするか?」という判断基準が生まれています。
チームを超えたコミュニケーションの重要性
出社義務や勤務時間が定められていないウィルフォワードでは、個人の判断で働く時間や場所を決めているので、いわゆるノマドスタイルとして自宅やカフェで仕事をしている人も多くいました。
そんな中、度々テーマとしてあがるのが「コミュニケーション」についてです。プロジェクトを進める上で必要なコミュニケーションは対面のみならずリモートでも数々の方法が試され実行される一方、プロジェクトに直接関係のないコミュニケーションやチーム・部署を超えたコミュニケーションの機会は圧倒的に減ってしまいました。
組織の強さを増すにはそういった組織の柔軟なコミュニケーションが大事だと考え、オフサイトミーティングを増やすために、毎週木曜日にみんなで朝ごはんを食べる「パワーモーニング(通称パワモ)」をスタートさせました。
スタート当初はカフェに集まりモーニングを食べていましたが、人数が増えるにつれて会話がしにくくなり、またせっかくならば愛情を込めた手料理の方が良いだろうと、2014年からはインターン生も加え、場所をオフィスに増やし、食事当番制へ移行しました。
料理と食事を通した愛情の交流
「大好きな仲間が食べてくれる」と思うと料理には愛情がこもり、また「仲間が一生懸命準備してくれた心のこもった料理」だと思うと、より美味しく、より愛情を感じ、心地よい一日のスタートを切ることができます。
食事の準備をする時間もみんなのことを考えるので楽しいですし、「おいしい!」と言ってもらえた時はシンプルに嬉しいものです。
最近では、パワモ以外にも社内で2名以上で食事をする場合(朝・昼・夜)は、すべて会社の経費にすることができるようにしました。これにより、若手社員やインターン生も先輩を積極的に誘えば、食費の負担がなくなるために、自然と後輩育成の機会が増えました。
日常の行動から人間関係は構築されていく
“チームビルディング”をテーマにして研修を行い、社員の団結力を高めていこうという取り組みも効果的な一つの手段かもしれません。ですが、社内のメンバーと一緒に食事をしてみて、実は日常の行動の中にこそ、社内の人間関係を深める大きな要因があり、例えば「相手の顔を見て挨拶する」とか、「一緒にご飯を食べる」とか、「一緒に汗を流して遊ぶ」とか、難しく考えなくても日常の中で取り組めるささいなことはたくさんあるのだと気づきました。
僕らが取り組んでいる一緒に食事をするというのは、たくさんの情報を共有できる機会になりますから、様々な学びがあり、気づきがあり、お互いを支援できることにもつながります。もちろん、外食でも類似の効果は期待できるのでしょうが、時間的、コスト的、頻度的に遥かに食事を作って食べるということの方が良いのかなと感じています。
こうしてお互いの距離が縮まっていくことで、もはや本当の家族!?と思えるほどの関係性へとなってきたウィルフォワードの「オナカマ(同釜/お仲間)」です。
是非みなさんも、家族や仲間、大切な人たちと食事をともにする時間を大切にしてみてはいかがでしょうか。
※僕らが作った料理はInstagramに「#WF食堂」としてタグ付けしてアップしています。
是非、ご覧になってみてくださいね。